- 仕事に行きたくなくて朝起きられない
- 次の日の仕事が嫌で夜眠れない
- 最近やる気が起きなくなってきた
上記のように思っている公務員の方、結構いらっしゃると思います。
誰だって、『仕事に行きたくない』と思うのは当然のことです。
一つ気を付けるべきは、“仕事に行きたくない”という気持ちは、実は身体が発する危険信号かもしれないということ。
ぼくも仕事に行きたくなさすぎて、具合が悪くなった経験があります。
そこで、取り返しのつかない状態に陥る前に、仕事に行きたくないと感じたら試してほしいことを6つまとめました。
- 公務員の仕事が辛いと感じている方
- 仕事に行きたくない朝が続いている方
- 毎週日曜日の夕方が辛い方
一人で悩まないでください。
同じような悩みを抱えている人はたくさんいます。
仕事に行きたくないと思う理由3つ

なぜ仕事に行きたくなくなるのか、ぼくの経験も踏まえて3つ考えてみました。
- 仕事がつまらないから
- 閉鎖的な環境で息が詰まるから
- 人間関係が辛いから
それぞれみていきましょう。
仕事がつまらないから
公務員の仕事は単純な事務作業が多いので、はっきり言って楽しくありません。
仕事に利益を求めない分、業務内容はほぼ前年踏襲でマニュアル化されています。
その割には、重箱の隅をつつくような小言を言われたり、決裁が完了するまで時間がかかったりと、どうでもいいところで疲れてしまいませんか?
公務員の魅力は、仕事のおもしろさというより職業としての安定ですよね。
しかし、いくら身分が保証され福利厚生が充実しているとはいえ、日々の仕事がつまらないのであれば仕事に行きたくなくなってしまいます。

閉鎖的な環境で息が詰まるから
公務員は組織としては大きいのですが、組織を構成する部署、部署の中の課や係は少人数で構成されています。
特に所属が数人規模であれば、かなり閉鎖的な環境ですよね。
もし一人でも嫌な上司や合わない人がいれば、少なくとも1年は同じメンバーで過ごすことになります。
先輩後輩問わず、やはり年が近いと話しやすいもの。
いくら上司が優しくても、なかなか気軽に話すことは難しいと思います。
閉鎖的な環境で、長期間同じメンバーで過ごさなければいけない状況では、気持ち的に参ってしまい仕事に行きたくなくなるのです。
人間関係が辛いから
人間関係に悩まされるのは一番辛いことだと思います。
ぼくも人間関係が嫌で仕事に行きたくない時期がありました。
ぼくが直接何か言われたわけではありませんが、上司同士のいがみ合いや、口うるさいお局、愚痴しか言わない同期に嫌気が差したんです。
次の日仕事に行きたくなさすぎて夜眠れず、寝不足で仕事に行きミスを連発して自己嫌悪に陥るという悪循環。
朝は毎日吐き気を感じていましたよ。
一緒に働く人は選べませんから、少しでも人間関係が辛いなと感じると仕事に行きたくなくなります。
さらに公務員は閉鎖的な環境で働きますから、なおのこと逃げ場がなくなってしまうのです。
仕事に行きたくない公務員は意外と多い

仕事に行きたくないと感じている公務員の方はたくさんいらっしゃいます。
会社に行きたくない、本当に行きたくない、怖い、できない、涙が止まらない
— 公務員転職を決意した新卒 (@6ZhPiGOb5cOmTAa) November 23, 2020
仕事行きたくなさ過ぎて辛い
宿直嫌な人とだから行きたくない
直明け休みとりたいけど、年休取るために係りの人全員の了承得ないといけないから、言いづらくて辛い
休みとりにくすぎると思うわ— 地元の任期付き公務員に就職@19卒 (@nSXP5HrrwAyRX0C) November 30, 2020
久しぶり?でもないか
出社拒否病が発症した。
マジで行きたくない。
一定期間、気分転換のためにでも
誰か職場チェンジして欲しい。#公務員— めいこ (@0123meiko) November 25, 2020
公務員は身分が保証されており、福利厚生が充実しています。
公務員以外の人は『こんなに恵まれた職業はない!羨ましい!』と思っているのです。
しかし、実際に公務員として働いてみると分かるのですが、見えないプレッシャーや日々のストレスが半端じゃないんですよね。
特に新人職員や若手職員は、公務員独特の雰囲気に押しつぶされてしまう人が多いのが現状です。
『仕事に行きたくない』という考えは甘えではない

仕事に行きたくないという考えは、心の悲痛な叫びです。
決して甘い考えではありません。
“仕事に行きたくない”という気持ちが、単にめんどくさいだけなのか、辛さが身体の内側から湧いてくるのか…。
長期的休暇や休職など、本格的に考え始めた方がいいかもしれません。
心の叫びはあなたの本音です。体裁より本音を大切にしてください。
中には、
と人や、嫌味を言う人もいます。
でもそんな人はほんの一握りで、大抵の人は優しくあなたのことを心配してくれます。
一度心が壊れたら、回復するのにかなりの時間を要しますよね。
仕事に行きたくないという考えは決して甘えた考えではありませんから、あなたの心の声に耳を傾けてください。
仕事が辛くて行きたくないときは休んでいい

仕事が辛いなら思い切って休みましょう。
無理して仕事に行っても効率やパフォーマンスが悪くなり、むしろ悪循環に陥ってしまいます。
ぼくも無理やり仕事に行って、ミスを連発して自己嫌悪に陥るという経験をしました。
中には、職場の雰囲気的に休みを取りづらいという人もいるでしょう。
そんなときは、別の課の同期に相談してみてください。
もしくは、別の課や人事課の課長級職員など、自分より偉い人に相談するのもありです。
自分の職場と直接関係ない人に相談するのがポイント
仕事や人間関係が辛いのに、無理して仕事に行く必要はありません。
職場環境が悪いのはあなたのせいではなく、たまたまそういう雰囲気のところに配属されてしまったということ。
辛くてもどうしようもないなら、仕事を休みましょう。
仕事に行きたくないと感じたときに試してほしいこと

ぼくが実践したものも踏まえて6つ挙げました。
- まずは無心になる
- アフターファイブのことを考える
- 水曜日か木曜日に有給をとる
- 休職する
- 異動の相談をする
- 転職サイトに登録しておく
ポイントは、現状からの逃げ道を作ること。
それぞれ詳しく解説します。
ぼく自身休職したことはありませんが、休職した同期から当時の話を聞いてきました。
簡単になら掲載OKとのことだったので、同期の状況も踏まえながら説明していきます。
まずは無心になる
まずは何も考えないでみてください。
心をひたすら無にします。感情を押し殺すのです。
嫌味や小言を言われたときは、何か別のことを考えてください。
夜ご飯に何を食べるか、今晩のドラマの展開はどうなるかなど。
相手の白髪の本数やホクロの数を数えるのもいいですよ。むかつくことを言われても、だんだん笑えてきますから。
アフターファイブのことを考える
その日の朝もしくは前日の夜に仕事終わりの楽しみや予定を作ってください。
ジムに行く、寿司を食べる、マンガを読む、デートするなど。
仕事中にちょっとでも辛いと感じたとき、嫌な気持ちになったときは即座にアフターファイブのことを考えましょう。
「仕事が終わったら○○が待っている!」と思うだけで、だいぶ心の持ちようが変わってきます。
特別な予定である必要はなくて、帰ったらグダグダするでも何でもOK。
とにかく何か具体的な行動を決めること、そこに向かって仕事を乗り切るぞ!という気持ちになることが大事です。
水曜日か木曜日に有給をとる
週に1度、有給休暇を取りましょう。
感覚的には
- 月曜日:1週間が始まってしまった
- 火曜日:あと4日もあるのかよ
- 水曜日:やっと折り返し、でもまだ半分残ってる
- 木曜日:もう1週間終わった感じがするけど、あと1日残ってる
- 金曜日:やっと1週間終わったけど、明日休みだからちょっと残業するか
これに近いものがあるかもしれません。
おすすめは週の真ん中に有給を取ること。
ぼくの場合、月曜、火曜はいつの間にか過ぎ去って、水曜日からエンジンがかかり始めました。
木曜日は感覚的に一番きつかったので、1か月に1度は木曜日に有給を取るよう頑張りましたよ。
有給を取るのに特別な理由はいりません。
理由もないのに休むと罪悪感があるかもしれませんが、一番大事なのはあなたの心と体です。
組織に迷惑がかかるかも、という思いは不要です。
休職する
長期間の休職も視野に入れておきましょう。
ぼくの同期にも入庁して1年めに休職した人がいました。
その同期に聞いた話だと、朝はだるくて起きられず、日中は何もやる気が起きなかったとのこと。
ご飯を食べる気にもならず、テレビをつける気にもならず、ただボーっと過ごしていたそう
2か月ほど休職して職場に復帰した後は、かつての元気を取り戻せたようです。
まじめな性格の人ほどこのように考える傾向にあります。
大事なことなので繰り返しますが、一番大事なのはあなたの心と体です。
朝、仕事に行きたくないと思う日が何日も続いたり、日常生活も含めてやる気が起きなくなったりしたら、休職することも考えてください。
異動の相談をする
仕事に行きたくないと思う原因は、今の職場が合わないからかもしれません。
優先的に異動させてもらえるよう、上司に相談をしてみてください。
今の職場が合わないのはあなたのせいではありません。
たまたま、同僚や業務内容が合わなかっただけ。
異動が実現するまで、年度いっぱい休職するという選択もありですよ。
転職サイトに登録しておく
とりあえず転職サイトに登録しておくこともおすすめします。
休職した同期は、朝は起きられず日中はだるくて何もできない状態。
ご飯を食べる気にもならず、一日中ボーっと過ごしていたとのこと。
彼はなんとか復帰できましたが、一度仕事が辛いと感じた職場に復帰するのは精神的に辛いですよね。
そこで、あらかじめ転職サイトに登録して逃げ道を作っておくのです。
さらに、転職サイトに登録しておくことで自分は今の職場がだめでも次があるんだと前向きな気持ちにもなれます。
実際にぼくも、公務員1年めの冬に転職サイトへ登録したおかげで、早期退職を決断することができました。
公務員だからといって定年まで働かなければいけない理由はありませんし、退職してダメな理由もありません。
現状からの逃げ道を作り、自分には次があると前向きな気持ちになるためにも、とりあえず転職サイトに登録することをおすすめします。

まとめ
この記事では、仕事に行きたくない朝に試してほしいことについて書きました。
仕事に行きたくないという考えは決して甘えではありません。
それがあなたの本音で、心が発するSOSでもあるのです。
本音をごまかし見ないふりをしていると、いつか取り返しのつかない事態になるかもしれません。
手遅れになる前に、次の6つのことを試してみてください。
- まずは無心になる
- アフターファイブのことを考える
- 水曜日か木曜日に有給をとる
- 休職する
- 異動の相談をする
- 転職サイトに登録しておく
公務員だからといって、定年まで働かなければいけない決まりはありません。
仕事に行きたくないという本音に耳を傾け、休職や転職も視野に入れながらあなたの心と体を守ってください。
