退職前のメンタル

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

 

若手公務員の早期退職が増えています。

 

特に20代国家公務員において、2019年度の退職者数は2013年度より4倍以上に増えたというデータがあるのです。

 

かくいうぼく(@loco_14free)も26歳のときに地方公務員を退職しました。

 

地方公務員と国家公務員の違いはありますが、退職する根本的な理由はだいたい同じだと思っていまして。

 

若手のうちに公務員を辞めようと考える理由は痛いほど分かるので、この記事にまとめました。

この記事がおすすめな人
  • 若手公務員の方
  • 公務員を辞めようかと考えている方

 

上記に当てはまる方は、ぜひ最後までチェックしてください!

 

若手ほど公務員を辞める理由

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

 

『とりあえず3年は働け』とよく言われますが、若手を中心に早期退職する人が増えています。

 

民間企業では、入社から3年以内に退職する割合が過去20年間にわたって3割前後で推移しているとのこと。

参考:「入社3年以内に会社を辞める人」の4大特徴|東洋経済オンライン

 

公務員も例外ではなく、20代国家公務員が自己都合により退職した人は年々増加しています(後ほど詳しく説明します)

 

なぜ若手ほど早く退職するのか、その理由を考えてみました。

  • 仕事にやりがいを感じられないから
  • 閉鎖的な環境が辛いから
  • 働き方が多様化しているから

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

仕事にやりがいを感じられないから

仕事にやりがいを見いだせず退職するパターンです。

 

公務員の仕事は基本的に前年踏襲で、劇的な変化が訪れたり新しいシステムをすぐ取り入れたりすることはありません。

 

ほとんどの仕事は答えやマニュアルが決まっているので、自分の頭を使って考える必要がないんですね。

ロコ
ロコ
お役所仕事と言われる所以だね…。

 

公務員の良いところは、身分が保証されていることと福利厚生が充実していること。

  • 社会的信頼が厚い
  • ローンを組みやすい
  • 各種手当、休暇が充実している

 

公務員ほど待遇がいい職業はないですし、さらにクビになることもありませんから安定している職業といえます。

 

ただ、いくら待遇がよくても仕事をしている時間の方が長いわけですから、やりがいを感じられなければ辛くなるのは当然のこと。

 

中には、自分がやっていることがどれだけ市民のためになっているか分からない仕事もあります。

 

仕事内容がぼやけている分やりがいを見いだせず、エネルギッシュな若手ほど早いうちに退職するのです。

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閉鎖的な環境が辛いから

公務員自体は大規模な組織ですが、組織を構成する課や係は少人数で構成されています。

 

業務内で関わる人がほとんど同じため、閉鎖的な環境で息苦しさを感じることがあるのです。

 

特に地方自治体は職員の数が少ないところがあり、一つの課に5,6人しかいないなんてことも珍しくありません。

職場に20代若手公務員は一人しかおらず、気軽に話せる同僚がいない

 

7時間以上の勤務時間において、同年代や年が近い先輩・後輩がいない環境は相当厳しいものがあります。

 

もしパワハラなどのせいで職場環境が悪ければ、精神的に病んでもおかしくないですよね。

 

閉鎖的な環境で逃げ場がなければ多大なストレスを感じてしまうため、若手公務員は早期退職を決意するのです。

 

働き方が多様化しているから

ひと昔前までは、大学を出て定年まで公務員として働くことが優秀とされていました。

 

公務員に限らず、一つの会社で長く働くことが素晴らしいと評価されていたんですね。

 

しかし、インターネットやスマートフォンが普及した現代においては、働き方やお金の稼ぎ方が多様化しています。

わざわざ決まった時間に決まった場所へ行かなくてもネットさえあれば稼げる時代

 

そんな現代において、いろいろなことにチャレンジしたい、自分のスキルを生かしたいという公務員が増えています。

 

『好きなことをして生きていく』と言えば聞こえがいいですが、ストレスを抱えながら無理して働く必要がなくなったのです。

 

好きなことで稼げるようになるには相当な努力が必要ですが、それでも息苦しさを感じながら働くよりいいという思考なんですね。

 

働き方や稼ぎ方が多様化している風潮に合わせ波に乗ろうと、若手ほど公務員を退職を決めるのです。

ロコ
ロコ
ぼくも稼ぎは減ったけどメンタルは絶好調だぞ!

 

ぼくが公務員を退職した理由

 

ぼくが公務員を退職した理由は主に次の3つ。

  • 公務員の体質が合わなかったから
  • 人間関係にストレスを感じたから
  • ほかにやりたいことがあったから

 

大学院を修了してから公務員になったので勤続年数は2年です。

 

しかし、たった2年でもぼくは公務員に向いていないなと感じました。

 

また、仲が良くない大多数の人と関わることが苦手というぼくの性格も、退職を決めた理由の一つです。

 

ちなみに今は、フリーランス(個人事業主)としてブログ運営やWebライターを仕事としています。

 

公務員のようにマニュアルやルールに縛られた仕事ではなく、自分の頭でいろいろ考えながら仕事をしたかったんです。

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20代官僚の退職が増えている現実

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

 

2020年11月18日、河野太郎国家公務員制度担当相がブログで『危機に直面する霞が関』と発表しました。

2019年度の20代の霞ヶ関の総合職の自己都合退職者数は6年前より4倍以上に増えています。

2019 87人
2018 64
2017 38
2016 41
2015 34
2014 31
2013 21

~略~

30歳未満の国家公務員の中で、「すでに辞める準備中/一年以内に辞めたい/三年程度のうちに辞めたい」と考えている者が男性で15%、女性で10%に達しています。

引用元:衆議院議員 河野太郎公式サイト

 

2019年における20代の国家公務員退職者は、2013年に比べて4倍以上に増えたそうです。

年度退職者
201987人
201864人
201738人
201641人
201534人
201431人
201321人

 

2017年度までは40人弱で推移してきたものの、2018年度一気に64人まで増え、2019年度はさらに増えました。

 

20代国家公務員の退職意向の理由は、次のように言及されています。

30歳未満の国家公務員の辞職したいという意向の理由は、「もっと自己成長できる魅力的な仕事につきたいから」が男性で49%、女性で44%、「長時間労働等で仕事と家庭の両立が難しいから」が男性で34%、女性で47%、「収入が少ないから」が男性で40%、女性で28%、「今後キャリアアップできる展望がないから」が男性で33%、女性で23%となっています。

引用元:衆議院議員 河野太郎公式サイト

 

男女とも半数近くが『もっと自己成長できる魅力的な仕事につきたいから』と回答しています。

 

ネガティブな理由として、仕事と家庭の両立が難しい、収入が少ない、キャリアアップできそうにないという理由も挙げられました。

理由男性女性
もっと自己成長できる魅力的な仕事につきたいから49%44%
長時間労働等で仕事と家庭の両立が難しいから34%47%
収入が少ないから40%28%
今後キャリアアップできる展望がないから33%23%

 

国家公務員を対象とした調査ですが、地方公務員でも同じような傾向がみられるでしょう。

 

また、公務員の労働環境がブラックであることも理由の一つであることは間違いありません。

 

仕事のやりがいや仕事以外との両立の難しさは、公務員最大の課題といえます。

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公務員だから辞めてはいけない理由はない

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

 

『とりあえず3年働け』『公務員は定年退職が当たりまえ』

 

というのはひと昔前の話で、現代においては淘汰されるべき考えだと思います。

公務員が最強の時代は終わった

 

また、IT化や地方自治体の過疎化、歯止めがかからない人口減少などの影響で、公務員の安定もいつまで続くか分からないのが現実。

 

公務員だから辞めてはいけない理由もなく、むしろ転職が当たりまえの時代になりました。

 

いつまでも昔の栄光にすがっていると、どこかで必ず痛い目に遭います。

公務員を退職することを勧めているわけではない。

 

若手公務員が自己都合を理由に退職している事例が増えてきている現状を理解することが大切だと思います。

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辞める決断は早いうちにした方がいい

【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実

 

もし公務員を辞めようかなと考えているのであれば、早いうちに決断した方がいいです。

できれば20代のうちに退職を決めた方が後々楽になる

 

何かを始めるのに年齢は関係ないと言いますが、やはり20代は人生の中でも貴重な時間です。

 

仮に失敗したとしてもやり直しがききますし、フレッシュな状態でいろいろなことにチャレンジできます。

 

歳を重ねていくと、これまでの経験から自分の考えが凝り固まってしまうんですね。

 

ある意味『自分がすべて正しい』というマインドになり、外部のアドバイスや意見・自分が知らないものを受け入れることが難しくなります。

だから上司は頭が固い人が多い

 

20代のうちであれば、知らないことを受け入れたりいろいろなことに飛び込む勇気がありますよね。

 

だからこそ、辞めようかどうか迷っているなら20代の早いうちに決断すべきなのです。

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まとめ

この記事では、【時代の変化】若手で優秀な公務員ほど退職する現実について書きました。

 

若手公務員が早期に退職する理由は、仕事のやりがいのなさや閉鎖的な環境の辛さが挙げられます。

 

また、働き方や稼ぎ方が多様化しており、新しいことへのチャレンジやスキルアップも退職の理由の一つです。

 

実際、2019年における20代国家公務員の退職者は2013年に比べて4倍以上も増えたというデータがあります。

 

公務員だから定年まで働かなければならない理由はなく、辞める決断をするなら早いに越したことはありません。

 

ただし、何も考えず『嫌だから辞める!』というのはあまりにも危険なので、しっかり準備やリサーチを行ってください。

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\この記事を書いた人/
ハチャメログ

 

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