- 公務員を辞めるなんて考えは甘えだ
- 公務員は恵まれているのに、辞めるなんてありえない
- 公務員以上に恵まれてる会社はない
『仕事が辛いから』などという理由で公務員を辞めたいと言ったら、猛烈に否定された経験はありませんか?
ぼくは26歳のときに公務員を退職したのですが、上司や先輩、親からいろいろ言われました。
結論から先に言うと、公務員を辞めたいという考えは決して甘えではありません。
『公務員を辞めたいなんて甘えだ』と言っている人は、次のどちらかだと思っています。
- 公務員という職業が最強だと思っている人
- あなたに嫉妬している人
人に何と言われようと、辞めるかどうか最終的に決断するのはあなた自身。
決断の前段階として、『公務員を退職したいという考えは甘えではない』ということについて、ぼく()の意見を聞いてください。 @loco_14free
公務員を辞めたいという考えは甘いの?

ぼくは、公務員を辞めたいという考え自体は甘いと思いません。
- 20代のうちに公務員を辞めよう
- 新卒だけど公務員を辞めよう
公務員だから定年まで働かなければならない理由なんてありませんよね。
辞めようとすることに年齢など関係ない
そもそも、なぜ公務員を辞めるという考えは甘いと言われるのでしょうか。
その理由を、ぼくなりに考えてみました。
公務員を辞めるのが甘いと言われる理由
- 公務員は安定している職業だから
- 価値観を押し付けてくるから
それぞれ詳しく見ていきましょう。
公務員は安定している職業だから
クビがなく、福利厚生が充実しており、決まった日に決まった金額の給料をもらう。
公務員は税金で生活しているため、世間からの風当たりは強いですね。
ただ、職業としてはかなり恵まれているので、食いっぱぐれることはないでしょう。
なので、『公務員を辞めるなんて甘い』という人の思考回路は次のようになっているのです。
- 公務員は安定している
- こんなに恵まれているのになぜあなたは公務員を辞めたいなんて考えるの?
- 仕事が辛いって?少し我慢すれば済む話じゃないか
- 世の中には公務員になりたくてもなれない人がいっぱいいるのに
- 仕事が辛いからって公務員を辞めようなんて甘すぎなんじゃない?
もちろん人にもよりますが、年齢が上がるほど公務員を辞めるなんて甘いと言う人が多い気がします。

価値観を押し付けてくるから
公務員を辞めるなんて甘いという人は、自分の価値観をあなたに押しつけているだけ。
『自分たちの頃は○○だった。だからお前たちも〇〇であるべきだ』という考えの人が多すぎます。
別に公務員を辞めること自体は悪いことではありません。
20代で辞めようが1年で辞めようが、退職手続きをちゃんとすれば誰にも迷惑はかからないじゃないですか。
将来、新しい時代を受け入れられない人にはなりたくない。
「最近の若者は」「俺らの時代はもっとすごかった」などなどは禁句として生きていくと決めています。https://t.co/GLgFxQZY6R— ダルビッシュ有(Yu Darvish) (@faridyu) October 9, 2019
ダルビッシュ有選手()が引用していた元記事は、大阪なおみ選手を世界一に導いたコーチのインタビュー記事です。 @faridyu
「あなたの時代のパフォーマンスと、現代の選手に求められるパフォーマンスには違いがありますよ」
これって、スポーツ界だけでなく、社会全般に言えることだと思います。
公務員を辞めるなんて甘いという人たちは、時代背景も何もかも違う現代に自分たちの世代の常識を当てはめようとしているだけなのです。
中には、『俺たちの頃とは時代が違うんだから、自分の好きなようにやれ』とおっしゃって下さる方もいらっしゃいます
実際ぼくが公務員を辞めることを職場に伝えたときも、
というタイプと、
と後押ししてくれるタイプに分かれました。
あと感じたことはコレ。
一番キツイ思いしてる人に合わせる
一番弱者に合わせる
みたく下方に下方に引っ張ろうとする国民性❓マジで嫌いもちろん彼らを蔑ろにしていいかとは別だが、そんなんじゃなんも良くならんもん
— モテコンサル勝倉 (@Cryptobanker_Z) October 9, 2019
『自分も苦しい思いをしてるのにお前は辞めるのか』と言わんばかりの人が多いのなんの。
結局、『みんな一緒。はみ出し者は許しまへんで。』という同調圧力が働いているのだと思います。
同調圧力が良い悪いは置いといて、少なくともぼくは、公務員を辞めることは甘いことではないと思っています。

公務員を辞めてはいけない決まりはない

公務員を続けるか、辞めるかの決断を下すのはあなた自身です。
自分の人生を人に委ねたところで、何も良いことはありません。
世の中には、40代で独立している人もいます。
何歳になろうと、自分の将来は自分で決断をくだすのです。
誰もあなたの人生の責任を取ってくれませんし、公務員を辞めてはいけない決まりもありません。
公務員を続けるなら・・・
- 世代も意見もまったく違う人たちと、定年までずっと一緒に仕事をしていく
- 食いっぱぐれることはない
公務員を辞めるなら・・・
- 転職活動をしたり新しい仕事に馴染んだりと一から始めなければならない
- 公務員を辞めるなんて甘いという人たちと一緒にいる必要はなくなる
どちらが良いのか悪いのか、ぼくの口から言うことはできません。
すべてを総合的に考え、どちらが自分にとって幸せなのか判断してください。

公務員を辞めたいなら20代のうちに決断したい

もしあなたが公務員を辞めたいなら、20代のうちに決断することをおすすめします。
何かを始めるのに年齢は関係ないと言われますが、やはり20代の時間は貴重だと思います。
いつか辞めようと思っていたけど、気づけば30代、40代になり抜け出せなくなってしまった。
新しい職を探すにしても年齢的に厳しい…なんてことになるかも。
決断を先延ばしにすればするほど迷いが生まれますよね。
また、結婚・子育てなどのライフステージの変化や昇進による環境の変化により、辞めたくても辞められない状況になってしまいます。
公務員を辞めるにしろ続けるにしろ、できるだけ早い段階で決断してください。

注意:『公務員を辞めること』を勧めているわけではない

ここまで公務員を辞める考えは甘くないという話をしてきました。
ぼくが言いたいことは次の2つ。
- 辞めたいという考え自体は甘くないということ
- 辞めるかどうか迷っているなら、20代のうちに決断すること
これ以上でもこれ以下でもなく、
公務員を辞めることを勧めているわけではない
ということをご理解ください。
ぼく自身、たった2年で公務員を退職し、今はフリーランスとして仕事をしています。
しかし、『ぼくと同じようにあなたもこっちの世界に来なよ』とは言っていません。
ぼくは、安易に退職を勧めるべきではないと思っています。
世間的に
- 嫌なことは無理して続けなくていい
- 合わないと思ったらさっさと辞めればいい
みたいな風潮がありますよね。
無理してほしくありませんが、だからといって『退職しちゃえ!』は話が飛びすぎだと思います。
退職の決断をするのはあなた自身。
でも、決断は慎重に、無責任な発言に流されないでください。

公務員を辞めたいという考えは甘いの?|まとめ
この記事では公務員を辞めたいという考えは甘いの?【時代背景が違う人の意見は聞くな】について書きました。
ぼくは公務員を辞めること自体は甘い考えだとは思いません。
20代で辞めようが1年働いて辞めようがあなたの自由。
時代背景の違う人が押しつけてくる価値観なんて無視していいのです。
公務員を続けるか、公務員を辞めて新しい道に進むか、決断を下すのはあなた自身。
ただ、安易に退職することを勧めるつもりは一切ありません。
決断は20代のうちに、でも周りに流されず慎重に。
総合的に判断して、あなたの幸せを見つけてください。
