公務員のリアル

『公務員は定時で帰れる』ってマジ?残業はないの?

公務員の残業実態調査

 

  • 公務員は毎日定時で帰れる
  • 公務員はアフターファイブが充実している

 

世間的には公務員=定時帰りのイメージが強いのではないでしょうか

 

ぼくも学生のころは、『公務員は早く帰れるもんだ』と思っていました。

 

一方で、こんな声もよく聞きますね。

  • 公務員はブラック
  • 定時帰りなんて年に数回
  • ほぼ毎日サービス残業してる

 

果たしてどちらが公務員の本当の姿なのか、公務員は激務なのか暇なのか…。

 

元公務員のぼく(@loco_14free)が、実態をぶっちゃけます。

 

公務員は毎日定時で帰れるってマジ?

公務員の定時退庁は幻想

 

公務員は業務量が膨大で、ほとんどの人は定時で帰ることができません。

 

毎日定時帰りなんて、夢のまた夢です。

 

公務員の仕事は覚えれば誰でもできますが、業務量がとてつもなく多い。

 

新人だろうがベテランだろうが関係なく、一人ひとりが抱えている業務量が膨大なので、『一人親方状態』になっています。

そもそも公務員の仕事に終わりはない。民間と違い納期やノルマがない分、『仕事終わり!』という明確な区切りがない。

 

『公務員は定時で帰る』というのは、ひと昔前の話だと思います。

 

詳しい昭和の公務員像は分かりませんが、大げさに言うと神格化された職業だったのかなと。

公務員は安定

公務員は楽

公務員は定時で帰る

 

こんな昔のイメージが、今なお一人歩きしているのでは?と思います。

 

公務員はどのくらい残業がある?

公務員の業務量は膨大

 

ほぼ毎日残業です。

 

一言『残業』と言っても、人によって解釈が違うと思います。

 

ぼくが言う残業は、定時を過ぎてから仕事をすること。

 

中には、『19時くらいまでなら残業と呼ばない』という恐ろしい人もいますが…。

ぼくが所属していた部署では、ほとんどの人が平均して2,3時間残業をしていた

 

公務員の勤務時間は1日あたり7時間45分。

 

自治体により違いがありますが、終業時間は17:00や17:15です。

 

しかし、ほとんどの人が毎日20:00くらいまで仕事をしていました。

19時台に帰れればいい方だった

 

ぼく自身、次年度の予算編成業務で忙しい10月から2月は、21:00帰宅は当たり前。

 

遅い日は23:00を回ることもありました。

残業手当はつく?

まったく残業手当がつかないわけではありませんが、公務員はほぼサービス残業です。

ぼくの所属課では、暗黙の了解がありました。

  • 20時過ぎないと残業手当がつかない
  • 時間外勤務を自己申告制にする(本来は上長からの命令による)

けっこう緩いな、という印象でした。

どこの自治体もこんなもんだと思います。

 

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残業の実態調査

残業に関して、総務省が『地方公務員の時間外勤務に関する実態調査』という調査を行いました。

公務員の残業実態調査

画像出典:地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果(概要)Ⅰ(PDF)

 

県庁所在地(地方公務員)の平均残業時間は、

  • 1か月あたり13.3時間
  • 1年間あたり158.6時間

 

本庁勤務の場合は、

  • 1か月あたり16.5時間
  • 1年間あたり198.0時間

 

出先機関より本庁勤務の方が、少し残業時間が多いようです。

 

実態調査によると、1か月の勤務日数を22日間(※)とすれば、1日1時間も残業していない計算になりますね。

※30日-土日休み4週間分

 

公務員の勤務時間は17:00や17:15までですから、18:30ころには全員帰っているということになりますが…

 

ありえない

 

それはいくら何でもありえないでしょう。

 

全員がほぼ毎日18:30に退庁していたら、夜中まで庁舎に明かりがついてることにはなりませんから。

 

『実態調査』と言いながら、実態とは大きくかけ離れていると思います。

 

総務省の残業実態調査で注目すべきは、出退勤時間の把握方法です。

公務員の残業実態調査

画像出典:地方公務員の時間外勤務に関する実態調査結果(概要)Ⅱ(PDF)

 

全体のうち4割以上が職員からの申告。

 

県庁所在地(地方公務員)にいたっては、半数が職員からの申告です。

 

これが何を意味しているかというと、過少申告している可能性があるということ。

 

(あくまでぼくの考えです。本当に過少申告しているかどうかは分かりません。)

 

一応、残業する場合は事前に上司に申請したうえで時間外勤務命令を受けることとしているようですが…

 

どこまで正確に反映されているか分かりません。

上司が形式的に時間外勤務命令を出すだけで、実態はもっと残業しているはず

 

実態調査はあくまで参考、というか、個人的には参考にすらならないと思いますけどね。

 

公務員は、世間が思っている以上に残業が多い職業です。

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公務員で激務な部署はやばい

公務員はサービス残業が当たり前

 

例えば県事業全体のお金を管理している財政課

 

財政課は年中忙しい部署で有名です。

 

特に、次年度の予算編成業務が始まる10月から予算が固まる2月まではもう…ほんとお疲れ様です。

日付を超えて帰宅することは当たり前

休日出勤も当たり前

 

公務員を辞めた今だから分かりますが、財政課の皆さまには本当に頭が上がりません。

 

(21:00から打ち合わせとか何考えてんのク○が!って心の中で舌打ちしてました。ゴメンナサイ)

 

自分の所属が予算主管課であれば、予算編成業務がある10月から2月は忙しくなりますよね。

ロコ
ロコ
ぼくが所属していた部署も予算主管課だったから…

 

10月から2月はクソほど忙しかったです。

 

予算資料作り⇒係内調整⇒財政課へ説明⇒手直し⇒係内調整⇒・・・・・・

 

特に10月と11月はもう…キツい以外の言葉が出てきませんでした。

 

公務員も激務な部署はほんとにやばい

 

財政課のほか、危機管理課や人事課も激務ですね。

『花形部署』と呼ばれる部署は激務かも

 

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ほんとお疲れ様です。

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楽な部署はかなり暇

公務員はサービス残業が当たり前

 

たとえば、出先機関はかなり暇です。

 

激務な部署とはくらべものにならないくらい暇だと思います。

 

新採で総合支庁に配属された同期は、ほぼ毎日定時で帰っていると言っていました。

暇な部署なら定時帰りも夢じゃないかも!

 

暇な部署の業務は、単純な事務作業がさらにルーティンワークのようになっています。

 

(暇すぎて逆にやることないのでは?と思う。)

 

今だから言えますが、ほぼ毎日定時で帰っているという同期にも、出先機関などの暇な部署に対しても

 

「は?」

 

という思いを抱いていました。ゴメンナサイ。

 

結局、公務員が定時で帰れるかどうかは部署によるということ。

 

激務な部署はテッペン越します。

 

暇な部署はクソ暇です。

 

一概に『公務員は定時で帰れる』とは言えないということですね。

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まとめ

この記事では、『公務員は定時で帰れる』ってマジ?残業はないの?について書きました。

 

世間のイメージとは裏腹に、公務員は毎日定時帰りできる職業ではありません。

そもそも業務量が多いので、時間内に終わることなんてまずありえない

 

民間のように納期やノルマがない分、仕事の区切りをつけるのが難しいんですね。

 

また、財政課や人事課など激務な部署はほんとに忙しいです。

 

一方で、出先機関は暇な部署が多いという印象。

 

公務員が忙しいかどうか、定時で帰れるかどうかは部署によりけりということ。

『公務員』と一括りにすることはできない
  • 『公務員は』定時で帰れる
  • 『公務員は』アフターファイブが充実している
  • 『公務員は』ブラックな職業だ
  • 『公務員は』ほぼ毎日サービス残業している

 

総務省による残業の実態調査も、どこまで正確に実態を反映しているか分かりません。

 

『公務員は定時で帰れる』は、ひと昔前のはなし。

 

公務員のイメージと実態は大きくかけ離れているのです。

 

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