公務員のリアル

公務員は有給休暇を取りやすい?【地方公務員の場合】

公務員は有給休暇を取りやすい?

 

ロコ
ロコ
元公務員のロコ(@loco_14free)です!

 

  • 公務員は有給休暇を取りやすいの?
  • 年間どのくらい取れるの?
  • まとまって取れる休みはあるの?

 

この記事では、新規採用職員のみなさんに向けて上記の疑問を解決していきます。

 

ぼくは元県職員で、新採で配属された部署は比較的忙しい部署でした。

 

国家公務員や各総合支庁では状況が違うかと思いますので、あらかじめご了承ください。

 

公務員は有給休暇を取りやすいの?

公務員は有給休暇を取りやすい?

 

部署にもよりますが、公務員の有給休暇は比較的取りづらい傾向にあります。

 

理由は、①業務量が多い②有給休暇を取れる雰囲気ではないの2つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

業務量が多すぎて取りたくても取れない

業務量が多く仕事が終わらないため、有給休暇を取りづらい傾向にあります。

 

特に本庁勤務だと、一人ひとりが抱える業務量がものすごく多く、いわゆる『一人親方相撲』状態なんです。

次から次へとやらなければならないことが舞い込んできて仕事が終わらない

 

有給休暇を取ろうと思えば取れますが、休んでしまうとその分業務がたまっていく、という悪循環に陥ってしまい、休みたいときに有給休暇を取れないのが現状です。

有給休暇を取れる雰囲気ではない

(ある意味パワハラですが)周りからの圧力で有給休暇を取りにくい傾向にあります。

 

周りが働いているんだからお前も働け!

 

みんな働いているのにお前は休むのか!

 

さすがに直接言われることはありませんが、極端に言うとこのような風潮が残っています。

公務員は同調圧力の塊

 

まとめて取れる休みは「夏季休暇」と「年末年始休暇」

公務員は有給休暇を取りやすい?

 

公務員がまとめて取れる代表的な休みは、①夏季休暇②年末年始休暇の2つです。

 

夏季休暇

7月から9月までの3か月間のうち、約5日間とることができます。

夏季休暇取得期間や日数は、それぞれの自治体によって違いがあります。

先輩や上司に確認してください。

 

世代が上の方たちは、お盆に合わせて夏季休暇を取得する方が多いです。

公務員にお盆休みはない

民間企業にはお盆休みがありますが、公務員にはありません。基本的にカレンダー通り。

銀行と同じですね。

 

部長や課長クラスの人たちはお盆に夏季休暇を取得するので、職場は閑散とします。

ロコ
ロコ
ぼくはお盆期間にフル出勤。8月下旬から9月上旬にまとめて夏季休暇を取ったよ!

 

普段うるさい上司もいませんし、世間的にはお盆休みで外部からの電話もほとんどかかってこないので、ゆったりと仕事ができます。

 

年末年始休暇

12月29日から1月3日まで6日間の休暇です。

 

これは「行政機関の休日に関する法律」に定められています。

第一条 次の各号に掲げる日は、行政機関の休日とし・・・

一 日曜日及び土曜日

二 国民の祝日に関する法律に規定する休日

三 十二月二十九日から翌年の一月三日までの日(前号に掲げる日を除く)
引用:

電子政府の総合窓口

 

今回は行政職の話です。

 

しかし行政職でも、たとえば防災・危機管理担当の部署は、年末年始でも交代で出勤する必要があります。

公務員がまとめて取れる休み
  • 夏季休暇:7月~9月のうち約5日間(自治体によって期間と日数に違いあり)
  • 年末年始休暇:12月29日~1月3日までの6日間(法律で定められている)

 

夏季休暇と年末年始休暇のほかにも、育児休暇や介護休暇など慶弔休暇など、各種休暇が設けられています。

 

きちんと休んでいる分の手当も付きますから、公務員の福利厚生はかなり充実していますね。

 

ほとんどの人は有給休暇を取らない

公務員は有給休暇を取りやすい?

 

総務省が出している「平成28年度地方公共団体の勤務条件等に関する調査結果」によると、年次有給休暇の平均使用日数は、都道府県で11.6日市区町村で10.2日となっています。

 

部署によって大きく異なりますが、特に本庁勤務だと一人が担当する業務量が膨大です。

 

僕が所属していた部署では、夏季休暇や年末年始休暇以外ではまったく有給休暇をとらないという方たちが大半を占めていました。

 

そういった方たちは、子どもの学校行事に参加する、医者に行く、具合が悪いなど、特別な事情がない限り有給休暇をとりません。

ロコ
ロコ
本来、年休は休みたいときに摂るべきものなのに…。

 

こういった方たちが多いので、『理由もないのに有給休暇とるの?』という空気になりやすいのです。

参考:採用1年目の4月から有給休暇を取得できる

新規採用された1年目の4月から有給休暇を取ることができます。

 

1年目の取得可能日数は15日間です。

有給休暇取得可能日数
  • 通常職員:年間20日(1月~12月として数える)
  • 新採職員:年間15日(4月~12月として数える。4月に採用されるので、通常の職員の4分の3)

 

ぼく自身、入庁して3週間めに『ある事情』で有給休暇を取得しました。

 

『ある事情』が気になる方は次の記事をご覧ください。今回は笑い話で済みましたが、ストレスをため込むと大変なことになり得るよ…。という話です。

公務員になり3週間めで左耳が聞こえなくなった体験談
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有給休暇は権利です

この記事では、公務員は有給休暇を取りやすい?【地方公務員の場合】について書きました。

 

有給休暇はあなたが休みたいときに休むための権利。

 

有給休暇を取得するのに特別な理由は必要ないのです。

 

「新人なのに~」とか、「みんなが頑張ってるのに~」とか言う人もいるのも事実。最初のうちは気を使って、「自分だけ休むなんて…」と思うかもしれません。

 

しかし一番大切なのはあなたの心と身体です。

 

『決して無理をしないでください。休みたいときに休んでください。』