公務員のリアル

『公務員は安定』はもう古い【世の中の情報を得よう】

公務員は安定しているはもう古い

 

元公務員のロコ(@loco_14free)です。

 

この記事は、公務員に安定を求めている人に向けて書いていきます。

 

公務員に安定を求めている人
公務員に安定を求めている人

トヨタ自動車の社長が、終身雇用は限界を迎えてるって発言をしたけど、民間企業の話でしょ?

公務員はクビがないし、決まった給料がもらえるし、安定してるから関係ないよね。

 

公務員はよく安定といわれますが、現代も昔も変わらずにずっと安定なのでしょうか。

 

IT化やデジタル化が進んでいる中、圧倒的にマニュアル作業が多い公務員。

 

人口減少による財源不足が懸念されている地方自治体。

 

決して、この先ずっと『公務員=安定』ではなく、むしろ公務員の未来は激変すると予想されています。

 

ではなぜ公務員の安定神話は崩れようとしているのか、不安定な未来に向けて何をすべきなのか、この記事でみていきましょう。

 

『公務員は安定』はもう古い理由

公務員は安定しているはもう古い

 

公務員は安定しているとよく言われますが、それはひと昔前の話で、公務員の安定神話は崩れかかっています。

 

なぜなら、公務員の性質そのものが時代に逆行しているからです。

 

時代に逆行している公務員の性質として挙げられるのは次の2つ。

  • 資料の大半が紙
  • 年功序列や前年踏襲が絶対

 

それぞれ解説していきます。



資料の大半が紙

公務員が使う資料のほとんどが紙ベースでデータ化できておらず、IT化やデジタル化が主流の現代に大きく逆らっています。

 

なぜなら、大半の職員が資料をデータで扱うことに慣れていないから。したがって、時間効率が非常に悪く、(サービス)残業が増えてしまう原因になるのです。

 

資料の作成はPCで行うのに、資料を決裁にまわすときは必ず印刷するの、意味不明ですね。

 

ぼくが所属していたところだけかも分かりませんが、次年度の予算要求業務のときはひどかったですよ。

①:係内で打ち合わせ

資料作る→係内で打ち合わせするため3部くらい印刷する→修正、注文、指摘を受ける→直してまた3部印刷する

 

これを何度か繰り返して、やっと係内はクリアです。

 

で、ここからさらに予算担当に説明しなきゃいけないので、また3部くらい印刷します。

②:予算担当と打ち合わせ

予算担当に説明するため、また3部くらい印刷する→修正、注文、指摘を受ける→直してまた3部印刷する

 

予算担当が納得してくれたら、部署内はクリアです。が、まだまだ終わりません。

 

今度は、予算担当から財政課に説明するためまた資料を3部くらい印刷します。

③:財政課へ持っていく

財政課用に3部くらい印刷する→予算担当が財政課に説明→財政課内で協議→修正、注文、指摘を受ける→①に戻る

 

はい、ここでまた①に戻ります。予算要求業務は、一つの事業、施策に対して、財政課、でかい案件だと総務部長まで説明してOKをもらうまで、①~③が延々と続くんですよ。

 

資料が多くなる業務こそ、データ化すれば一発で時間短縮できると思うんですけどね...。

 

そもそも、世代的に資料をデータで扱うとか、PCやタブレットで会議、打ち合わせをする概念がないのだと思います。

 

しかし、『慣れていないから』という理由で現状から目をそらし続けることが、全体の時間効率の悪さにつながっているのです。



年功序列や前年踏襲

公務員の特徴として挙げられる年功序列や前年踏襲という制度も、大きく時代に逆らっていますね。

 

公務員は現状維持がマストです。どういうことか、具体的に説明していきます。

 

公務員の仕事は覚えれば誰でもできるものなので、何もスキルを必要としません。さらに、民間企業と違って公務員は利益を求めませんよね。(=全体の奉仕者)

 

スキルが必要なく全体の奉仕者である公務員には、実力を測る指標がないので、どうしても『長く勤めること=素晴らしい』となってしまうんですよ。これが年功序列の正体です。

全体の奉仕者なので、誰かにとって不平等であってはいけませんよね。

 

全ての人に対して平等であるべきなので、新しい考えはとりあえず不要。

 

まずは今までうまくいっていたことと同じようにやる、それでうまくいかなかったら初めて新しいことを検討する。ちょっと抽象的になりましたが、これが前年踏襲の正体です。

 

つまり、今までと同じことをやっていれば(=現状維持していれば)間違うことはないということ。



公務員は国民の税金を頂いている以上、全ての人に対して平等であるべきという考えには納得ですけどね。

 

年功序列や前年踏襲が良い・悪いではなく、時代に逆行しているということ。

 

否が応でもIT化、デジタル化の波は押し寄せています。公務員とはいえ、コンビニの無人レジのように単純な作業は自動化するようになるかもしれません。

 

そうなると、時代に乗れない公務員も人員整理、つまりクビになる時代がくるかもしれないのです。

 

したがって、公務員はいつまでも安定とは言えないのです。

 

ここまで書いたことをもっと詳しく、そして分かりやすく説明されているのが『10年で激変する!「公務員の未来」予想図』です。

 

この本の著者は、奈良県生駒市長の小紫 雅史さん。

 

今はまだ『公務員の安定は古い?何言ってんの?』と思われるかもしれませんが、激変する公務員の未来は、着々と近づいてきていますよ…。

 

公務員の弱点はスキルがないこと

公務員の弱点はスキルがないこと

 

公務員の最大の弱点は、スキルがないこと。

 

繰り返しになりますが、公務員の仕事は覚えれば誰でもできるのでスキルも何も必要としません。

 

さらに前年踏襲というありがたい制度があるので、新採だろうと何だろうと、上司や先輩に手取り足取り教えてもらわなくとも、ある程度の仕事はできてしまいます。

 

ぼくの体験談

ぼくは新採で教育委員会に配属されました。

(ぼくの体験談をスキップしたい方はこちらをクリック)

 

システムの使い方や決裁文書のやり方など基本的なことは教えてもらいましたが、ぼくに割り当てられた業務は、最初に大枠を説明してもらった後は自分で過去の資料を見ながらやっていましたよ。

 

分からないことは、そのつど上司や先輩に教えてもらいながら仕事をしましたが、けっきょく社会人戦闘力ゼロの新採が入っても、公務員の仕事は回るということ。

 

新採が一人入ると、上司や先輩たちは気を使っていろいろ教えてくれるので仕事がうまく進むのは言うまでもありません。

 

ですが、新採に限らず3年ほどで部署異動がある公務員は、仕事が止まるということはありえませんよね。

 

したがって、スキルも何も必要としないので、公務員の仕事は誰でもできてしまうのです。

 

公務員の不安定な未来に備えて今できること

公務員の不安定な未来に備えて今できること

 

スキルを持たない公務員が途方にくれないよう、世の中の情報に敏感になりましょう。

 

一人でも生きていけるようなスキルを身につけるべき!たとえばプログラミング!と言いたいところですが、超難易度が高いので言いません。

まずは世の中の情報を得ましょう。

 

公務員はかなり閉鎖的な環境なので、普通に仕事をしているだけでは外からの情報が入ってこないからです。

 

たとえばコンビニの無人レジ。公務員の仕事とはまったくと言っていいほど関係ないように見えますよね。ところがそうとは言い切れない。

 

公務員の仕事はレジ打ちのような単純な作業が多いので、たとえば発注業務なんかは自動化できるわけですよ。

 

世の中がデジタル化、自動化に進んでいるのに何も情報を得なければ、いざ切り替わったときに『何それ?知らないんだけど?』となります。

トゲのある言い方になりますが、割と公務員は世間知らずです。

 

情報を得るべきと言われても、何から得ればいいか分からない。片っ端からニュースを読んでいる時間もない。

 

そんな場合は、転職サイトを見ることをお勧めします。

 

転職サイトを見ることで、あらゆる業界の情報を手に入れることができます。

 

しかも、自分が興味のある分野を登録すれば、それに見合った企業を紹介してくれるので、手っ取り早く世の中の情報が分かるのです。

転職するためだけに利用するのが転職サイトではありません。

 

情報を得るために利用できるのも転職サイトのいいところ。

 

不安定な未来に備えるためにも、あらゆる情報を知っておく必要があります。転職サイトを見て、同僚たちに差を付けましょう。

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