- ウェルスナビのリスク許容度って何?
- 1から5まであるけど、いくつに設定すればいい?
- 情勢や相場にあわせて変更した方がいいの?
入金すれば自動で資産運用してくれるウェルスナビ。
資産運用するためのポートフォリオを決定する指標が、リスク許容度です。
無料診断を受けるとおすすめのリスク許容度が分かるのですが、おすすめ通りでいいのか、自分で設定し直した方がいいのか迷いますよね。
そこで当記事では、ウェルスナビのリスク許容度はいくつに設定すればいいのか詳しく解説します。
- ウェルスナビを始めようと思っている方
- よく分からないままウェルスナビを始めた方
- 年収がアップし余裕資金が増えた方
上記に当てはまる方は、ぜひチェックしてみてください!
リスク許容度とは
リスク許容度とは、投資における『不確実性=リスク』をどの程度許容できるかということ。
ウェルスナビ公式サイトでは、次のように解説されています。
資産運用において、「リスク」は「不確実性」という意味で使われています。リスク許容度とは、中長期的な資産形成を目指すにあたり、どの程度の不確実性を受け入れるかを示したものです。
ウェルスナビのリスク許容度は1~5まで設定できます。
リスク許容度が低いと債権の割合が多くなり、リスク許容度が高いと株の割合が多くなります。
リスク許容度が低い:低リスクで安全に資産運用(債権メイン)
リスク許容度が高い:高いリスクを取り資産運用(株メイン)
リスク許容度を設定することは『ポートフォリオの設定』をすることとイコールです。
おすすめのリスク許容度は?
繰り返しますが、リスク許容度はあなたがどれほど不確実性を受け入れられるかということ。
したがって、リターンが少なくてもいいから極力リスクを抑えたい人は低いリスク許容度が、リスクを負ってでもハイリターンを得たい人は高いリスク許容度がおすすめです。
- 手堅くリターンを狙いたい:低いリスク許容度
- リスクを負ってもハイリターンを狙いたい:高いリスク許容度
ウェルスナビ公式サイトのモデルケースでは、『リスク許容度5』がもっともリターンが大きかったようです。
2016年1月から2020年7月までの4年6ヶ月の運用で、リターンは+21.2%。
リスク許容度1のリターンは+13.0%ですから、リスク許容度5の方が8%もリターンが大きかったことになります。
ウェルスナビがサービスを開始した2016年1月から米国株の調子がよかったため、リスク許容度5の実績が良かったのでしょう。
注意したいのは、リスク許容度5に設定したからといって必ずしもハイリターンを得られるわけではないということ。
たまたま米国株の調子が良かっただけで、もしアメリカが大不況に陥り株価が大暴落していれば、真逆の結果になったかもしれません。
実際、2018年9月頃から米国株が暴落し、2018年12月には大きく下落した
ただ、2019年に株価は回復しました。
リスク許容度5がもっともリターンが大きかったのは、短期で見れば下落したものの長期で見れば右肩上がりになっていたから。
したがって、相場が気になる、株価が急落したら焦って売りたくなるという人は、初めからリスク許容度を低く設定しましょう。
ある程度収入や金融資産が多ければ、高いリスク許容度に設定した方がいいかもしれません。
リスク許容度はいつ変更すればいい?
原則、リスク許容度は変更せずに運用した方がいいです。
そもそもリスク許容度とは、『自分がどの程度リスク(不確実性)を受け入れることができるか』でしたね。
高いリスクを受け入れられればリスク許容度は5、できるだけリスクを抑えたければ1,2のリスク許容度になります。
例えば、リスク許容度3で運用してい人が、昇進により年収が増えたためリスク許容度を5に引き上げるというのはOK。
年収や年齢、金融資産に合わせてリスク許容度を変えるのはあり
ただし、やってはいけないのは相場の変動にあわせてリスク許容度を変更すること。
リスク許容度が高いと株の保有割合が多くなることから、株価が下落するとリスク許容度を下げ、株価が上昇すればリスク許容度を上げる…。
やりたくなる気持ちも分かりますが、ウェルスナビは長期投資がメインです。
相場に一喜一憂したり、相場の変動に合わせて売買したりしないことがポイント
長期投資で保有し続けていれば、資産は右肩上がりに増えていくことが期待できます。
特に忙しい公務員は、予想できない相場を読もうとしなくていいんです。
ウェルスナビが掲げる『長期・分散・積立』投資で、資産を増やしていきましょう。
まとめ
この記事では、ウェルスナビのリスク許容度はどれがいい?|おすすめの設定をご紹介!について書きました。
リスク許容度は、投資の不確実性をどれほど受け入れられるかという指標です。
リスク許容度を設定することで、ポートフォリオが決定します。
つまり、リスク許容度が低くなるほどローリスクローリターンの債権の割合が、リスク許容度が高くなるほどハイリスクハイリターンの株の割合が多くなるということ。
手堅く資産を増やしたいなら低いリスク許容度に、リスクを負ってもハイリターンを狙いたいなら高いリスク許容度に設定しましょう。
原則、リスク許容度は一度設定したら変更しませんが、年収や年齢により変更するのはありです。
相場に一喜一憂せず、『長期・分散・積立』を意識し、着実に資産を増やしていきましょう。