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【体験談】地方上級公務員試験にほぼ独学で合格した話

地方上級公務員試験にほぼ独学で合格した体験談

 

公務員志望者
公務員志望者
地方上級公務員試験て独学でもいけるかな。

実際に合格した人の体験談を聞きたい。

 

どうも、元公務員のロコです。

 

公務員を志望していて、独学でも合格できるかどうか、塾に通った方がいいか迷っている方がいらっしゃるかもしれせん。

 

そこでこの記事では、地方上級公務員試験にほぼ独学で合格したぼくの体験談を書いていきたいと思います。

この記事の内容
  • いつ頃から勉強を始めたのか
  • どのようなスケジュール感で勉強を進めたのか
  • 重きを置いた科目は何か
  • 面接対策はどうしたのか
  • 『ほぼ独学』とはどういう意味なのか

 

もう5年以上も前の話です。

 

当時を振り返りながら、ぼく(@loco_14free)の実体験をお伝えできたらなと思っております。

 

公務員を目指している学生の方、独学で進めるか塾に通うか迷っている方必見です。

 

地方上級公務員試験にほぼ独学で合格した話

話を始める前に、ぼくの経歴を簡単にご紹介します。

  • 国公立大学理系
  • 大学3年時:大学主催の公務員講座を受講
  • 大学4年時:公務員と大学院進学で揺れる
  • けっきょく大学院へ進学
  • 大学院1年時:研究と公務員試験勉強を並行する
  • 大学院2年時:合格

 

時系列に沿って、話を進めていきますね。

当記事では、独学に対する心構えや勉強の進め方についてお話します。

各科目に対する疑問(たとえば数的処理の解き方のコツ)に関しては言及しませんし、言及できるほど得意ではありませんのでご了承ください

 

思い出話より勉強の進め方を見たいという方は、こちらからスキップできます。

>>ぼくの勉強の進め方へスキップ

 

大学3年時:公務員講座受講

大学3年時、大学が主催する公務員講座を受講しました。

公務員講座とは:公務員を目指す学生のため、大学側が講師を招待して行う授業

 

費用はテキスト代のみで、総額数万円だったと思います(記憶があいまいです)

 

大学で主催してくれるなら便利だということで、ぼくの中では『予備校や塾に通う』という選択肢はありませんでした

 

所属学科の研究と両立のはずが…

ぼくの大学では3年時から研究室に配属されることになります。

 

なので、公務員講座を受講するタイミングと研究室に配属され専門を深めていくタイミングがかぶったんですね。

研究と公務員講座の二足のわらじ

 

一番キツかったのは大学3年時の秋。

 

所属している学科の授業の一環で、学問的な理解を深めるため、10日間ほど外国へ実習に行ったんです。

 

その分公務員講座も遅れるわけで。

ロコ
ロコ
特に法律系の科目は最悪でした。

 

高校から理系だったので、どうも条文とか法律系の独特な言い回しが苦手で。

 

講義を録画したDVDを貸し出してくれたので、なんとか追いつこうとしましたが…。

 

この時点で周りの人より圧倒的に遅れているわけです。

みんな演習問題とか、苦手科目克服とかに時間を割いているのに、遅れを取り戻すためぼくだけ講義動画を見ていた

 

2,3月からは面接対策へ

一通り講義が終わると、面接対策が始まりました。

 

講師の先生が試験官となり、面接練習を行ったんです。

 

頻出質問に対する回答を準備し、講師の先生からフィードバックをいただく。

 

それと同時に、面接カードの添削もしていただきました。

ぼくは一次試験の勉強で手一杯で、満足に面接対策ができなかった

 

正直、この頃ぼくの中には諦めムードが充満していました。

 

大学4年生:公務員就職×→大学院へ進学

年度が変わり4月になると、国家公務員総合職の試験がすぐ始まります。

 

ぼくは、6月下旬に行われる地方上級試験一本に絞っていたので、それ以外は練習のつもりで受験しましたよ。

 

ぼくが受験した試験です。

  • 4月下旬:国家公務員総合職
  • 5月中旬:大学職員
  • 6月上旬:国家公務員一般職
  • 6月下旬:地方上級

 

大学職員試験で絶望しました。

 

いくら練習のつもりで受験したとはいえ、あまりのできの悪さに目の前が真っ暗になったんですね。

これ、ムリだ

 

今でもはっきり覚えています。

 

公務員試験に合格するという情熱が、完全に消え去りました。

 

中途半端な状態が一番ダメ

大学3年時の秋から遅れをとっただけでなく、学科の研究も多忙を極めておりまして。

 

公務員試験も研究もどっちつかずの状態になっていたんです。

 

先に受けた試験はクソ。

 

この分じゃあ、本命の地方上級も無理だろうなと。

 

大学職員試験が終わった時点で、地方上級試験まで1ヶ月ほど。

  • 1ヶ月猛勉強するか
  • 公務員試験をあきらめるのか

 

今思えば、決断するのが遅すぎたんですけどね。

 

けっきょく、公務員試験を諦めました。

 

大学院進学を目指して

とは言え、公務員試験をここですっぱり諦められたのは、研究に楽しさを感じていたから

 

専門的なことを学ぶにつれて、もっと知りたいと思うようになったんですね。

 

で、大学院進学へ切り替えました。

内部進学なので、特別試験が難しいわけではない

 

今年の公務員試験はムリ。

 

2年後(大学院2年時)にシャボンディ諸島で!の試験でまた頑張ろ!

 

てことで、大学4年時の夏、公務員試験に関するあらゆることをキッパリ止めました。

 

大学院1年時秋:試験へ向け独学開始

大学院に進学し、研究に没頭して快楽を得ていましたが、進路は変わらず公務員になることでした。

 

で、大学院1年時の秋ころから、再び勉強を始めたわけです。

地方上級試験の9ヶ月ほど前から独学スタート

 

ここからは独学です。

 

大学3年時に公務員講座で学んだ、法律の知識やら数的処理の解き方やらすっかり忘れている状態。

 

残っているのはテキストだけ。

 

「闇雲に勉強してもダメだ、間に合わない」と思ったぼくは、いくつか科目を捨てる決断をしました。

  • 人文科学
  • 政治学
  • 社会政策
  • 国際関係
  • 刑法

 

勉強するのは出題量が多い科目だけ。

 

教養1つ、専門4つの計5科目を捨てましたよ。

 

※1日各科目にどれくらい時間を割いたのか、捨てる科目を選んだ基準などは、のちほどご説明します。

 

大学院2年時夏:地方上級合格

試験の雰囲気を思い出すため、国家公務員一般職の試験だけ受けました(落ちました)

 

ああこんな感じだったなと、試験慣れしたらいよいよ本番。

 

6月下旬の本命、地方上級試験では狙い通りでした。

科目を絞って勉強したおかげで、要所で正解数を稼げた

 

結果論ですが、ぼくの独学のやり方は間違っていなかったんだなと思います。

 

ぼくにとっては1次試験が最難関でして。

 

1次試験さえ通ってしまえばこっちのもの。

 

小論文は起承転結にしたがって書けばいいし、面接には絶対的な自信を持っていたのでノープロ。

 

おかげさまで、『ほぼ独学』で地方上級試験に合格できました。

 

ぼくの勉強の進め方

公務員試験には全国型や関東型、中部・北陸型などがあります。

ぼくが受験した自治体は『全国型』です。

それ以外の『型』を受験する方は、ぼくの勉強の進め方は参考にならないかもしれません。

 

1次試験の勉強は、出題量が多い科目に絞って行いました。

 

科目を絞った理由は2つで、①時間がないから②嫌いな科目を好きになることはないからです。

 

大学院1年生の後半からは、修士論文のための研究もかなり忙しかったんです。

 

大学4年時のようにどっちつかずの状態になりたくなかったので、捨てる科目は捨てると決めました。

捨てる科目を選ぶ基準は、『捨てても差し支えない』かつ『直感で嫌いな科目』

 

フィーリングは大事ですね。

 

嫌いな科目はどんなにがんばっても好きになれないので、勉強する気が起きないんです。

 

で、出題量が多い科目を中心に勉強し、本番では教養試験、専門試験ともに全体の7~8割の正答率を目指しました。

 

勉強時間

1日の勉強時間は6時間くらいだった気がします。

  • 公務員試験勉強:6時間
  • 研究6時間
  • 睡眠8時間
  • 食事・遊びなど4時間

 

日中は研究、夕方・夜は公務員試験の勉強。

 

こんな生活だった気がします。

6時間の勉強時間はかなり少ない方

 

その6時間をどの科目にどう割り振ったか、教養科目と専門科目に分けてご説明しますね。

 

教養科目

  • 数的処理(判断推理含む)
  • 時事問題
  • 資料解釈
  • 文章理解
  • 社会科学
  • 人文科学
  • 自然科学

 

数的処理は毎日やりました。

 

ベースとなる考え方を叩き込み演習問題を解く、の繰り返しです。

数的処理を制する者は公務員試験を制すると思っていた

数的処理に楽しさを感じたら勝ち

 

時事速攻の時事をひたすら読みました。

 

時事問題は好きだったので、勉強の合間に休憩を兼ねて読んでましたよ。

 

速攻の時事は毎年出版されていて、要点がキッチリまとめられている必読本。

ニュース番組を見たりネットニュースを読んだりするより効率がいい

 

大学の本屋さんで売ってると思います。

 

公務員試験受験者は必ず読んでください。

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資料解釈は出題のコツを押さえて、いかに速く解くかがカギ。

早くかつ正確に解くため、1日1問、時間を計ってやった

1問を解く目標時間は3分

 

文章理解は義務教育で培った読む力を発揮すればいいやってことで、ほぼやってません。

 

英語はもともと得意だったので、勉強の合間に速読の練習をするくらいでした。

 

社会科学は、憲法や民法など専門科目の勉強でカバーできるのでノータッチ。

 

人文科学は捨てました。

 

自然科学は理系出身なのでノープロ、テキストを斜め読みするくらいでした。

 

教養の勉強の進め方
  • 数的処理:毎日演習問題
  • 資料解釈:速さと正確性を意識して時間を計って毎日1問
  • 時事、文章理解:勉強の合間に軽く

 

専門試験

  • 法律系:憲法、民法、行政法、労働法、刑法
  • 行政系:政治学、行政学、国際関係、社会政策
  • 経済系:ミクロ、マクロ、財政学
  • 商学系:経営学

 

専門科目はボリュームが多いので、出題量が多い科目に勉強の時間を割きました。

ベースは憲法、民法、行政法、マクロ、ミクロ

 

変な問題が出題されない限り、この5科目は全問正解するテンションで勉強しましたよ。

 

実際にこの5科目を全問正解できれば、専門試験全体で5~6割は取れるはずです。

 

あとは、個人的に好きな労働法、行政学、財政学、経営学で底上げすれば、専門全体の7~8割に届くだろうという考え。

 

これら4科目は3日に1回くらい勉強しました。

 

政治学、社会政策、国際関係、刑法は捨てました。

専門科目の勉強の進め方
  • 憲法、民法、行政法:1日2科目選んでローテーション
  • マクロ、ミクロ:日替わりで1科目ずつ
  • 上記以外:3日に1回

 

『科目を捨てる』という決断は非常に怖かったのですが、それ以上に怖いのは中途半端になること。

 

中途半端になるくらいなら、出題量が少ない科目は最初から捨てていいのかなと思います。

 

ただし、出題量が多いけど苦手な科目は克服するしかないので頑張りましょう。

 

ぼくの面接対策について

公務員講座を受講していたとき(大学3,4年時)は、講師の先生による面接対策がありました。

 

しかし、大学院に進学し独学を始めてからは、面接練習をする機会がなかったんですね。

 

ぶっつけ本番で面接に臨むわけにもいかないし、何の練習をしないのも不安。

 

ではどうしたかというと、面接練習だけのために民間企業へエントリーしました

面接のポイントは、質問される内容というより『目上の偉い方たちと会話をすること』。

ふだん偉い立場の人としゃべる機会がほぼないから、緊張してしまう。

 

であれば、本番を想定して民間企業を受けようということ。

 

民間企業の専務や課長級の方たちと面接でお話しできたのは、すごくいい経験になりました。

もちろん、面接を受ける企業のことは徹底的に調べた

 

民間企業を知ることは、公務員志望者にとって必要なことだと思っていまして。

 

というのも

  • 公務員は利益を追求しない職業
  • 実力主義ではなく年功序列
  • 公務員にはクビがない

 

公務員は民間企業とくらべると、職業としての性質がまったく違いますよね。

 

今後何十年も公務員生活を送るのに先立って、畑の違う職業について直に学ぶこと。

 

のちのち、公務員が恵まれているということが身に染みて分かると思います。

 

独学での公務員試験は不可能ではない

さて、ここまでぼくの体験談を書いてきたわけですが。

 

結論としては、独学での公務員試験は不可能ではないということ。

 

ぼく自身は『ほぼ独学』でして、勉強の入り口は公務員講座でした。

 

それでも、勉強を再開するまで1年以上のブランクがあったので、一度学んだことなんてほとんど忘れていたんですよ。

 

そんな中、出題量が多い科目に絞ることで、効率よく重点的に勉強を進めることができました。

 

修士論文の研究と二足のわらじを履いていましたが、どっちつかずの状態になることなくやりきれたと自負しています。

 

『独学で公務員試験』は、決して無理ではありません。

 

いかに効率よく勉強を進めるか、あなたに合ったやり方を見つけられることを祈っております。

 

\この記事を書いた人/

ロコログ

 

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